TOKYO ELECTRON LIMITED

顧客満足

顧客満足度調査

当社では、独自の顧客満足度調査を実施し、お客さまからいただいた評価を改善につなげています。2003年度に一部の部門から開始したこの調査は、2013年度は半導体製造装置全部門へ、2015年度にはディスプレイ製造装置部門および海外現地法人へと調査対象を拡充し、現在はCustomer Satisfaction Survey Program(CSSP)として全社で展開しています。
CSSPでは毎年同じ時期に調査を実施し、得られた情報についてビジネスユニット(プロダクト)、アカウント(お客さま)、機能(ソフト・開発など)ごとの分析をおこなっています。その結果を営業、装置・工場、サービスなどの各関連部門と共有することにより、実務レベルの改善につなげています。また調査における設問や分析手法、CSSPの活動の全体運営などについて、あらゆる面から改善を重ねています。
2022年度の調査では、約1,500名(回答率76.5%)のお客さまからご回答いただき、全調査項目において平均3点以上(「大変満足」または「満足」)*となり、2年連続でサステナビリティ年度目標を達成しました。一方で、1点(大変不満足)のご回答をいただいたお客さまへの対応を速やかにおこなうなど、早い段階で改善活動に取り組むShift Leftを推進しています。
今後もサステナビリティ年度目標を継続して達成していけるよう、全社一丸となってCSSPの活動に取り組んでいきます。

ご回答いただいたすべてのお客さまのスコア平均値を設問ごとに算出

改善事例

当社の海外現地法人のうち一社では、営業、装置・工場、サービスの全部門で顧客満足度が前年より低下したことが2019年度の調査で判明しました。そこでマネジメント層が中心となり、以下のような改善策を講じてきました。

  • 定期的な状況共有と進捗確認
  • 本社、現地法人、ビジネスユニットが一体となったサポート体制の構築
  • 体系的な追跡システムの導入

これらの改善策において PDCA サイクルを展開することにより、営業、装置・工場、サービスの全部門で満足度が大幅に向上したことが2022年度の調査で確認できました。これらの取り組みは当社のプロダクトのさらなる強化にもつながりました。

PDCAサイクル
CS Survey活動準備のPlan、お客さまへの調査実施のDo、回答結果の分析、報告改善計画の検討のCheck、お客様へのフィードバック各部門改善活動の実施改善活動の進捗確認のActのPDCAサイクルを行うことで大変満足または満足と評価された調査項目は96.7%を達成しました

顧客対応力