1 遠隔でのコミュニケーションは人類の夢

私たちは、コミュニケーション無しには生活が成り立たない。人類は文明の発展と共にコミュニケーションの手段と方法を模索し続けて来た。離れた場所でもコミュニケーションを取りたい、コミュニケーションの内容を広げていきたい…、長い歴史の中で、人類はそんな工夫を凝らし続けてきたのである。

人類の遠隔でのコミュニケーションのルーツは「狼煙(のろし)」。物を燃やして煙を上げ、それを離れたところから確認することによって、情報を伝達する手段である。煙の有無だけによる意思疎通しかできなかったが、この煙に色をつけるなどして徐々に情報量を増やしていった。
さらに光(火)を使ったり、手旗信号を考えるなど、遠隔でのコミュニケーションの模索は長きに渡って続けられたが、“より遠くまで確実に通信する”夢は1800年代にようやく叶うことになった。1838年にモールスがモールス符号を使用する電信機を発明、以後、通信の手段が激変して行くことになった。1876年にはアレクサンダー・グラハム・ベルが電話機を発明する。そしてわが国でも1890年に、東京・横浜間で電話サービスが開始され現在に至っている。

Smartphone 半導体が変えてきたコミュニケーションの変遷

copylight©2012 Tokyo Electron Limited, All Right Reserved.