フィールドエンジニア
浅田 章敬AKINORI ASADA
東海FE部 ESグループ 2008年入社 化学専攻

フィールドエンジニアとして、お客さまの工場でメンテナンスなどを担当する浅田さん。
社内の開発部隊とも連携し、装置のパフォーマンスを最大限発揮させるのがミッションです。

最先端装置を扱い、
人とつながれる
「フィールドエンジニア」。

就職活動をしているときは、研究職よりも、理系の知識を生かしつつ人との関わりがもてる仕事がしたいと考えていました。就職活動中に参加した就活セミナーでTELと出会いました。機械に触れ、さらにお客さまとの関わりが必要なフィールドエンジニアという職種を知り、まさに自分の目指す仕事だと感じたのです。

入社後の初任地は三重県の営業所。それ以来、専属でエレクトロニクスメーカーの担当となりました。フィールドエンジニアは、お客さまの工場に納入された装置のメンテナンスや補修、トラブル対応、そして装置の最適な使い方の提案などをおこないます。多岐にわたる業務を一人で担当するわけではなく、いまは5人1チームでお客さまの工場に出入りしています。チームのメンバーは年齢も近く、連携を取りながら仕事をこなす毎日です。急なトラブルでも、メンバー同士で助け合って迅速に対応できることも多く、フィールドエンジニアにとってチームワークは非常に大切です。

1日のスケジュール例として、まず朝9時にお客さまの工場に直接足を運び、24時間稼動している装置のチェックをおこないます。その後、お客さまとの打ち合わせ資料の作成やトラブル対応をおこない、定時に退社します。大きなトラブルが発生して解決できないときは遅くまで作業することもありますが、通常は規則的な勤務形態です。

お客さまに育てられ、
エンジニアとして一人前に。

入社当初は、担当するお客さまからダメ出しされることもしばしば。「あなたではなく、早く先輩に代わってくれ」、「きちんとここを確認しないと」など、お客さまからの厳しいご指摘を受ける日々が続きました。半導体製造装置は、電子機器製造の最初の工程なので、その装置にトラブルが起きると、お客さまの生産ライン全体に影響が出てしまいます。しかしながら、新人の私にとってはどこが壊れているかも分からず焦ってばかり。このままでは前に進めないと感じ、問題解決のために時間を忘れて作業をしたり、先輩にアドバイスを仰いだり、新しい知識を得るため試行錯誤の毎日でした。

最先端の技術が使われている半導体製造装置では、ちょっとしたことがトラブルの原因になることがあります。しかし、現場経験を積み重ねたことで、少しずつ先を読んで対策を打てるようになっていきます。そのうちに、お客さまから「浅田さんに!」と指名していただくことが増えてきました。信頼を得るまでに長い月日がかかりましたが、お客さまから必要とされていることを実感できて嬉しかったですね。いまは発生したトラブル対応をするだけでなく、お客さまのニーズを先読みし、積極的な改善提案をおこなうよう心がけています。自分が積極的に起こした行動が誰かの役に立って感謝されるというのは、この仕事を続けてきたからこそ得られる喜びだと思います。

改めて当時を振り返ると、お客さまからの厳しい指導こそが、私のエンジニアとしての成長につながったのだと思います。

フィールドで集めた情報を、
次世代の開発へつなげる。

フィールドエンジニアは、お客さまとTELの開発部隊とをつなぐ架け橋です。同じ製品でもお客さまによって使い方やご要望は千差万別です。お客さまの潜在的な要望を正しくキャッチし、社内の開発チームに的確に伝えることで早期の問題解決につながります。それは現場をよく知り、社内外のさまざまな人と関わりをもつフィールドエンジニアにしかできないことです。

だからこそ、フィールドエンジニアが現場で集めた情報は、TELにとっては何事にも代えがたい貴重な財産になります。それらをTELのデータベースにアップすることで、トラブルの傾向やお客さまが求めていることを全社で共有し、新たな開発に役立てることができます。フィールドエンジニアの情報収集力が、次世代装置開発の起点になることも多いため、これからもフィードバックをしっかりおこない、より良いものづくりに貢献していきたいと考えています。