エレキエンジニア/
装置開発(電気・電子回路設計)
佐藤 弘幸HIROYUKI SATO
制御技術部 部長代理 1995年入社 電気工学専攻

半導体製造装置のエレキエンジニアとして、次世代機開発プロジェクトなどで活躍してきた佐藤さん。
いまはその経験を生かし、後継の育成に尽力しています。

ミッションは「2倍の生産性」。
夢中で挑んだ次世代機の開発。

入社以来20年余り、エレキエンジニアとして半導体製造装置の電気制御系統の開発に携わってきました。これまでの経験で特に思い出深いのは、2010年頃から参加した、熱処理成膜装置の次世代機開発プロジェクトです。プロセス、ソフト、メカ、そしてエレキという各分野の開発担当に加え、フィールドエンジニア、製造、そして品質保証担当など約20名が集結し、力を合わせて新しい装置の開発に取り組みました。

私たちに課せられた目標は、従来機の2倍の生産性を実現すること。初めてこのミッションを聞いたときには驚きましたが、難しいからこそ挑戦しがいがあると思い、必死に取り組みました。他分野のエンジニアと何度も企画を練り直し、従来機の改善要素を一つひとつクリアしていく月日を経て、ついに目標を達成したのです。それはプロジェクト開始から3年後のことでした。実機がついに完成してお客さま先で動き始めたときには、まるでわが子を送り出す親のようなしみじみとした気持ちになりました。

私はこのプロジェクトを通して、半導体製造装置が各分野のスペシャリストたちの技術の結集であることを再確認しました。

自分なりに悩んだ時間が、
エンジニアとしての糧となる。

現在はマネージャーとして、20名ほどのエレキエンジニアたちの業務を取りまとめています。若手を育成する上で心がけているのは、「自分で考えて行動してもらうこと」。まずはやりたい方法で仕事を進めてもらいます。「自分だったらこうやるのに」と思うことは多々ありますが、口は挟まないようにしています。それは本人が作業する中で学んでいくことであり、自分なりに悩んだ時間は、エンジニアとしての引き出しの多さにつながります。もちろん行き詰まったときにはフォローしますが、最初からすべてを教えてしまうと、そのときはうまくいっても、問題が起きた場合にも対処ができるような底力は身につかないのではと思っています。

私は入社以来ずっと「仕事がおもしろい」という気持ちをもち続けています。それはきっと、先輩方から仕事の中で新しいことに挑戦する機会を与え続けてもらったからだと思います。私が、今現在、後輩エンジニアたちに開発案件を割り振るときにも、少し難しい課題に挑戦させたり、柔軟な発想が必要なパートを任せるようにしています。すると彼らは一つ案件をクリアするたびに自信を手に入れ、自分なりの意見をどんどん発信するようになります。エンジニアたちの成長を肌で感じることができるのは、マネージャーとして何よりの喜びです。

目に見えない電気を操り、
巨大な装置を自在に制御する。

エレキエンジニアの醍醐味は、電気という目には見えないものをコントロールして、装置を思いどおりに動かすところです。電気回路、信号、電源、そして配線などの設計を綿密におこない、それが実際の装置稼動につながった瞬間は、何年やっていても心が弾みます。TELのエレキエンジニアが対峙するのは、巨大かつ繊細な半導体製造装置。スケールの大きさややりがいは、世界中のどんな会社にも負けないと思っています。

最先端装置の精密で繊細な動きを支えるのは、意外にも基本的な技術や電気部品の組み合わせであることが多いです。「ここをうまく制御するには、あれとこれを組み合わせてみよう」という、既存のものを自由な発想で掛け算してみるひらめきが必要になってきます。そのため、TELのエレキエンジニアには、幅広い電気の知識と発想力が求められます。

近年、AIやIoTを活用した産業革命が進んでいます。スマートフォンや家電など、私たちが日常使う製品の機能はますます増えていくでしょう。その技術の進化を支えているのは、TELの半導体製造装置です。「こういう機能を追加してほしい」「ここの性能を上げてほしい」といったお客さまからの要求はどんどん変化していきますが、私はこれからも新しい発見を楽しみながら新規開発に携わり続けたいと思います。

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