メカエンジニア
信田 菜奈子NANAKO SHINODA
SPE技術部門
SPEシステム技術部
機構技術グループ
2010年入社 機械工学専攻

女性エンジニアとして、ロボットアームなどの設計を担当する信田さん。
充実した日々を送りつつ、将来を見据えて経験を積んでいます。

0.1ミリ単位の搬送精度が
必要なロボットアームを設計する。

就活のときは、正直なところ「半導体製造装置って何?」という状況でしたが、その分からなさに惹かれてTELに入社しました。よくメカエンジニアにとっての花形は自動車メーカーと言われますが、私にとっては既に産業として完成されているイメージだったのです。一方、半導体製造装置はまだまだ分からないところがあって、そこが面白そうだなと思いました。

現在は、枚葉成膜のプラットフォームの量産系部署に所属しています。グループの構成はメカエンジニアとエレキエンジニアが半々で約20名。一つの案件に対して、メカとエレキの担当者が協働して仕事を進めていきます。私自身の主な業務は、半導体製造装置の搬送系部分の改善・改良設計や現地の装置のトラブル対応など。搬送系の担当は、装置内のチャンバー(炉)のステージにロボットアームでウェーハを運び、炉で熱されたウェーハを冷却して装置から出すところまでです。ロボットが熱を帯びて膨張し熱影響も掛かってくる状況下で、ウェーハを同じ位置に置き続けなければなりません。その搬送精度は、0.1ミリ単位の高いレベルが求められます。

量産系部署のため、世界各地に配置された装置のトラブル対応も多いですね。装置が止まるとお客さまの生産がストップしまうので、1日でも1時間でも早く復旧させるために、チーム一丸となって取り組みます。メカエンジニアは現地に赴くことはあまりなく、フィールドエンジニアを通じて解決策を考えるのですが、当初は現地にどんな項目を確認してもらえばいいかも分かりませんでした。先輩に付いて「この症状が出た時は何が疑えるのか?」を知るところからスタートし、経験を積むうちに対応できるようになりました。

メカエンジニアとしての成長を
実感する日々。

入社当初に受けた新人教育プログラムに「エンジニアは5年で一人前になってください」という言葉があり、それを目標にしてきました。TELは新人でも新しい仕事をどんどん任せてもらえ、エンジニアとして成長できる環境が整っていると思います。私も入社2年目に部品の設計を担当するなど、早くから新しいことにチャレンジする機会をいただきました。また、先輩や上司からは「アプローチとして正しいと思うのならやってみなさい」というスタンスなので、失敗を恐れず積極的に仕事に取り組めます。そうした環境で努力を重ねた結果として、設計した装置が想定どおりに動いたときや、トラブルを短期間で解決できたときなどに、メカエンジニアとしてやりがいを強く感じます。

自身の成長を感じることができたのは、常にお客さまに寄り添ってトラブル対応をしているフィールドエンジニアから「プラットフォームだったら信田に聞けばいい」といった問い合わせが増えたことです。フィールドエンジニアは、きちんと回答をしてくれる人に問い合わせをしてくることが多く、新人の頃の私には依頼がくることはほとんどありませんでした。けれども経験を積む中で、少しずつ私を指名してくださることが増えていったのです。ちょうど入社5年目くらいだったので、目標だった一人前になれたのかなと少し自信がつきました。

今後の目標は、生涯エンジニア
として働き続けること。

私は入社して以来、同じ部署で仕事をしてきました。部署内でも担当する装置が異なると、扱うロボットも異なり、まだまだ勉強することはたくさんあります。また、これまでは部内で一番若手だったのですが、去年新人が2名入ってきました。教える立場に戸惑いつつも、自分が先輩にしていただいたことを思い出しながら後輩の育成に取り組んでいます。

TELの女性エンジニアの割合は決して多くありませんが、出産を経験して復職された女性エンジニアの方にお話をうかがうと、子育てと仕事を両立していて、TELには女性でも活躍できる環境が整っているなと感じます。私も責任を伴う仕事を任せていただき、非常にやりがいを感じています。プライベートで将来的に結婚や出産などのライフイベントがあっても、家族を大切にしながら生涯TELのエンジニアとして働き続けたいなと思っています。