ソフトエンジニア/
装置開発(ソフトウエア開発)
遠藤 翔子SHOKO ENDO
開発部門 ソフト技術開発部
ソフト4グループ
2009年入社 情報工学専攻

約10年間ソフトエンジニアとして働き、試行錯誤を重ねながら前進を続けてきた遠藤さん。
自らの経験を生かし、他部門や若手社員の力になりたいと考えています。

装置を動かすエンジニアから、
ビジネスを動かすエンジニアへ。

私は就職を決めるとき、プログラミングだけを仕事にするのではなく、モノを動かすソフトウエアをつくって実際に動くところを間近で見たいと考えていました。TELではそれができると思い入社したのですが、実は半導体製造装置についてはあまり詳しく知りませんでした。入社してから実際の装置を目の当たりにして「なんだかすごい世界に入ってしまったなあ」と、ワクワクすると同時にプレッシャーも感じたことを覚えています。

最初の3年間は、半導体製造装置の処理工程をコントロールするソフトウエアの開発をしていました。電圧をかける、ガスを流す、バルブを開け閉めするといった、さまざまな作動の細かい制御をおこなうのです。そのためにはソフトウエアの知識だけではなく、化学や機械、素材のことも一通り知っている必要があります。毎日が勉強でしたが、「どういう仕組みで動いているのか、もっと知りたい」という知的好奇心が常にあったので、勉強を苦に思うことはなかったですね。

その後、同装置の「支援ツール」の開発担当になりました。支援ツールとは、パソコンを使って遠隔で装置を操作し、処理条件を変えたり収集データを確認したりするためのシステムです。「装置の動きを制御する」から、「お客さまの操作性を高める」方向へとシフトしていったわけです。

現在は、開発した支援ツールを装置に搭載してお客さま先に出荷する部署で働いています。具体的には、お客さまごとのご要望に応じてソフトの仕様を検討し、装置にトラブルが起きた際の対応をおこないます。この業務をおこなう上では、生産管理部門、製造部門、そしてフィールドエンジニアとの関わりが深く、さらにはお客さまとの丁寧なやり取りをする必要があります。ソフトウエアの開発を主におこなっていた頃とは比べものにならないほど考えることは多岐にわたりますが、自分が最先端のビジネスを動かしていることが実感でき、大きなやりがいを感じています。

仕事を進める上では、
「怖れ」の気持ちも大切。

私たちソフトエンジニアには、さまざまな場面を想定しておくことが求められます。開発段階の実験でうまくいったとしても、現場の状況によってそれが通用しないことも多々あります。

私はエンジニアとして、最先端の装置を動かす仕事に楽しさを感じると同時に、「怖れ」の気持ちも常にもっています。若手の頃は「もっと前向きにならなければ」と思っていましたが、いまでは「怖れる気持ち」というのは悪いばかりではないと考えるようになりました。怖いと思うからこそ、一生懸命勉強をしますし、前もっていろいろな対策を講じます。開発の前線に立つエンジニアにとって、この気持ちは必要なことだと思うのです。怖れる気持ちとうまく付き合いながら勇気を振り絞って前に進めば、必ず道は拓けてくると思います。

自らが試行錯誤してきた経験で、
他部門や若手をサポートしたい。

以前、私がセットアップをミスしたことが原因で、出荷を待つばかりの装置に問題が見つかり、各部門の人たちの手を借りてなんとかリカバリーにこぎつけたことがありました。どの方も決して不満を言わずに、的確に丁寧に対応をしてくれました。そのとき「TELの社員はみんなプロだな。かっこいいな」と感じたのをいまでも覚えています。同時に、自分もソフトのプロとして頼りにされる存在になろうと誓いました。いまの仕事では他部署からの問い合わせを頻繁に受けますが、そういうときは優先順位を上げて真っ先に対応することを心掛けています。

TELではエンジニア同士、お互い困ったことがあれば相談しやすく、誰かが必ず力になってくれる環境が整っていると思います。そうして私も多くの先輩や仲間たちに助けられてきました。もちろん相談する際には「困っています」だけではなく、自分の中で「どうしたいのか」の改善案も伝えることを心掛けています。

これから先、働き続けていく上での目標は、若手の育成に尽力することです。これまで自分なりに積み上げてきたソフトエンジニアとしての知識や引き出しを伝えたり、自分が不安を乗り越えてきた経緯を糧にしたりして、気持ちの面でもサポートしていきたいと思っています。そして何よりも、自分たちの仕事の先にダイナミックかつ繊細な半導体製造装置が動くことの素晴らしさ、面白さを教えてあげたいですね。

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