ソフトエンジニア
水上 達也TATSUYA MIZUKAMI
ソフト技術部第10グループ 1997年入社 電気電子工学専攻

ソフトウエア開発グループのリーダーとして、20名のエンジニアを率いる水上さん。
専門外だったソフトウエアに向き合った経験を生かし、部下の成長を力強く支えています。

大きな半導体製造装置を動かす、
ソフトウエア開発の醍醐味。

現在は20名ほどのグループのリーダーとして、ガスケミカルエッチング装置のソフトウエア開発を担当しています。半導体製造装置のような大型装置は制御する部分も多岐にわたるため、ソフトウエア開発も分担して進めます。ウェーハを効率的に運ぶパート、真空炉の安定的な制御を担当するパート、そしてプロセスチャンバー内でのガス処理パートなど、各メンバーに作業を分担して開発します。自分たちがつくったソフトで大規模な精密装置が動くこと、そして「ここがこう動くのは、自分がこうプログラミングしたから」と手に取るように分かるのはソフトエンジニアとしての醍醐味です。

実は、入社当初はエレキエンジニアを志望していましたが、「エレキの分かるソフトエンジニアが必要」という会社の判断で、ソフトエンジニアとしてお客さまの窓口業務を担当しました。最初は装置に対する知識もなく、プログラミングにも不慣れだったので戸惑いましたが、お客さまに迷惑はかけられないと必死に勉強しました。先輩方の助けも得ながら、4年ほど窓口業務をおこないましたが、お客さまの声や要望を直接聞くことができた当時の経験は、エンジニアとしての私の糧になりました。その後、しっかりソフトウエア開発に向き合うために設計業務への異動を希望し、その数年後にウェーハ処理をおこなうプロセスモジュールの制御ソフトを開発する部署に異動しました。

開発部署に移って2年ほど経ったときに、大規模な案件を急きょ任されることになりました。1年の開発予定期間のうち、すでに半年が過ぎた状態でしたが、まだ成果は見えていませんでした。残り半年でなんとかしなくてはならない状況に「やるしかない」と燃え、他のプロジェクトメンバーと綿密な打ち合わせを重ね、数カ月間開発に没頭。なんとか納期に間に合わせることができました。入社当初は専門外だったソフト分野において、この大きなミッション達成が私のソフトエンジニアとしての大きな自信につながりました。

お客さまの要求に真摯に
向き合えるエンジニアを育てる。

4年ほど開発業務を経験し、その後現在の部署に異動となりました。今はリーダーとして、グループメンバーが開発に集中できる環境づくりを心がけています。

日々の業務の中で、お客さまから間接的にわれわれの手元に届く要望書と、実際にお客さまとお会いしたときの声にズレを感じることがあります。これは、お客さまの要求の背景にある、「本当は何を解決したいのか」を真に理解できていないために生じるズレだと思います。

エンジニアは、お客さまの要求に真摯に向き合い、「こうした方がより良いのでは」といった提案を重ねていくことで成長するものです。
部下には、ソフトエンジニアとしてお客さまの「隠れた要求」を知る努力を怠らないことこそが大切なんだ、と伝えていきたいと思います。

仕事の幅を広げることで、
自己の成長を実感できる。

私は、半導体製造装置の性能をさらに引き上げるために、ソフトエンジニアとして何ができるかをよく考えます。その答えの一つは、ハードウェアの性能を100%引き出すための処理スピードの向上だと思います。ガス処理のタイミングを例に挙げると、昔は秒単位での制御でしたが、いまは100分の1秒単位の制御が求められています。もう一つは、開発のスピードと品質のバランス。ソフトウエアの品質は保ちつつ開発のスピードを上げることで、お客さまの要望に応えていくことが課題です。

TELは若手にもどんどん仕事を任せてくれる会社です。また、入社当初はエレキエンジニア志望だった私が、いまはソフトウエアの開発に携わっているように、努力次第で仕事の幅が広げられる点も特長です。自分を成長させたい人、この会社で自分の力を磨きたいと思う人と一緒に仕事ができればと思います。