スマートシティを理解する上で役立つ、キーワードの解説集です。
参考にしながら、本特集記事をご覧ください。
系統制御 / 系統電力
安定した電力供給を実施するため,発電から送・配電設備を経て需要家に至る電力系統を多数密接に連結して,総合的に運用するよう,電圧・周波数等の制御や,水火力発電所の経済的負荷配分などを行うこと。
KNX / ZigBee
ネットワーク通信プロトコル(取り決め)。KNXはインテリジェントビル向けである。ZigBeeは家電向けの短距離無線通信規格の一つで、低速で転送距離が短い代わりに、安価で消費電力が少ないという特徴を持つ。
コージェネレーション
発電時に発生した排熱を利用して、給湯、空調などに利用する熱エネルギーを供給する仕組みのこと。従来の発電システムでは発電後の排熱は失われていたが、コージェネレーションでは高効率利用が可能となる。
自律分散型エネルギーシステム
これまでの集中管理型エネルギーシステムの対置語。全体を統合する中枢機能を持たず、自律的に行動する各要素(分散型電源など)の相互作用によって全体として機能するエネルギーシステムのこと。
デマンドレスポンス(需要応答)
電力系統の需要に応じて、電力事業者側でユーザー側の電力消費を制御する方式。ピーク需要時に応答してユーザーが電力消費を低減したり、他のユーザーに余剰電力を供給したりする。
ネオジム磁石
ネオジム、鉄、ホウ素を主成分とする希土類磁石(レアアース磁石)の一つ。永久磁石のうちでは最も強力とされている。1984年に日本の住友特殊金属(現、日立金属)の佐川眞人らによって発明された。
パワー半導体
モーターや照明などの制御や電力変換などに用いられ、電力用半導体とも呼ばれている半導体のこと。扱う電圧や電流が大きく、次世代型はダイヤモンドに次ぐ硬度の炭化ケイ素(SiC)を基板に使うのが特徴。