東京エレクトロンとRSAセキュリティ、HSMを用いたPKIソリューション販売で提携

2002年05月22日

 東京エレクトロン株式会社(本社:東京都港区、 社長:東 哲郎)とRSAセキュリティ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山野 修)は、両社の持つPKI製品に関し、鍵管理の安全性を強化する英国nCipher(エンサイファー)社製ハードウェア・セキュリティ・モジュール(HSM: Hardware Security Module)の販売について5月20日付けで業務提携致しましたのでお知らせいたします。

 HSMとは、認証局(CA: Certificate Authority)の秘密鍵の生成、保管、署名操作やユーザーの秘密鍵を保管する耐タンパ性(物理的な攻撃に対する耐性)のハードウェアです。これらの操作をHSMではなくコンピュータ内で行う場合、コンピュータ自身の損壊、不当な侵入による鍵の盗難、不正な複製などのリスクがあり、証明書の信頼性が無くなります。HSMの使用により、鍵生成や暗号化のロジックは隠され、不正行為は実質上不可能となります。HSMは、鍵管理や信頼性の維持に万全を期す認証局の構築に不可欠な存在で、電子署名法関連法案にもその使用が義務付けられています。nCipherのHSMによる一連の処理には、煩雑な操作や高度な物理的セキュリティ要件を伴わないことに加え、アクセラレーション(処理の高速化)機能もあり、パフォーマンス面でも優れた性能を発揮します。強固なセキュリティ基盤を提供することで、安全管理面での危惧から社内認証局の構築をためらっていた企業に最適なソリューションです。

 nCipherのHSMである「nShild(エンシールド)」をはじめとする製品は、米国情報標準技術局(NIST)が政府調達の基準として定めたFIPS140-1(暗号モジュールのセキュリティ要件)を、HSM製品としては最大の19件と最も多く取得しており、全世界の主要な大手金融機関、クレジットカード会社、政府機関、またマイクロソフト、AOLタイムワーナー等先端IT企業の社内CA等に使われている製品です。なお、英nCipherと米RSA Securityはグローバル・パートナー関係にあり、製品の相互運用性も確認されています。
 今回の提携により、東京エレクトロンは、HSM製品販売の拡充を図ることができ、RSAセキュリティは、代表的なHSMであるnCipher社製品の販売・サポートに実績のある東京エレクトロンの協力を得て、トータルなPKIソリューションを提案することが可能となります。

 具体的な提携内容については、以下のとおりです。

1) 両社は、それぞれの営業活動において、互いの製品を自社製品と共に積極的に紹介していきます。
2) 東京エレクトロンは、RSAセキュリティおよびその販売代理店を通じてHSMを販売し、サポートを提供します。
3) RSAセキュリティは、自社の製品にHSMを含め、以下の包括的なソリューションを提案します。
RSA Keon Certificate AuthorityとHSMを統合したCAソリューション
RSA BSAFE SSLとHSMを統合したSSLサーバ開発者向けソリューション
RSA BSAFE Cert/RSA BSAFE CryptoとHSMを統合したPKIシステム開発者向けソリューション

 東京エレクトロンは、2000年4月よりnCipher社製品の販売・サポートを行っており、公的機関をはじめ国内で多くの導入実績があります。今回PKIならびに暗号ツールの両製品を持つRSAセキュリティと提携することで、PKIビジネスの推進を図ります。

 RSAセキュリティは、プライベートCAの構築から認証サービスを行う大規模CAの構築までのスケーラビリティを持つCA製品「RSA Keon Certificate Authority」のほか、企業独自でディジタル証明書コンポーネントを実装する際の暗号ツールキットとして「RSA BSAFE」によるPKIインテグレーションを提案しています。提携により、ソフトウェア、ハードウェアの一括提案が可能となり、PKIソリューションのワンストップ・サービスをお客様に提供していきます。



東京エレクトロンについて
東京エレクトロン コンピュータ・ネットワークB.U.は、ネットワーク社会を支えるインフラ関連の商品から、特定アプリケーション分野の商品まで、広範囲の商品を取り扱っており、先進の優れた商品を、いち早く、国内のお客様にご提供しております。また、販売後のサポート・サービス体制につきましても万全を期しており、ご購入いただきました商品は、長期間に亘って、安心してご利用頂けます。

RSAセキュリティについて
情報システム分野のセキュリティ製品、セキュリティ・コンサルティングの専門会社です。企業内システムやeコマース、mコマースにおけるセキュリティ実装で不可欠となる暗号化技術をもとに、暗号化ツールキットの「RSA BSAFE」、ユーザー認証の「RSA SecurID」、PKIシステムの「RSA Keon」の各製品群およびそれらのコンサルティングとして「RSAプロフェッショナル・サービス」を提供しています。

※掲載されている社名、商品名は、各社の商標または商標登録です。
※RSAは、RSA Security Inc.の登録商標、BSAFEは、RSA Security Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。

■製品に関するお問い合せ先

東京エレクトロン株式会社
コンピュータ・ネットワークB.U.
第一営業統括グループ
eMail  e-security@kabuki.tel.co.jp
URL   http://www.tel.co.jp/cn/

RSAセキュリティ株式会社
デベロッパ営業本部
eMail  info-j@rsasecurity.com
URL  http://www.rsasecurity.co.jp

【参考】
nCipherについて
 エンサイファー社は暗号装置(HSM)を使った技術で世界シェアナンバーワンの英国の企業です。電子署名から種々のオンライン取引まで、暗号プロセスの鍵ライフサイクル管理を行うための必須用件を満たす技術では米国政府の暗号製品のセキュリティ性能を認定する基準であるFIPS140-1の認定で最多取得をしています。
なお、RSA Conference 2002 Japan(2002年5月29日~30日 会場:赤坂プリンスホテル 公式サイトURL: http://www.key3media.co.jp/rsa2002/ )では、エンサイファー社よりチーフ・クリプトグラファーのイアン・ジャクソン氏が来日し、講演を行います。

日時:5月30日(木)16:00-16:50 新たなるセキュリティ上の脅威と企業セキュリティのあるべき姿
(Overlooked Challenges of Enterprise Security)

FIPS 140-1について
 FIPS(Federal Information Processing Standard、米国商務省連邦情報処理規格)140-1は、NIST(National Institute of Standards and Technology、米国標準技術研究所)にて制定された規格であり、米国政府にて暗号製品のセキュリティ性能を認定する基準です。

nShieldについて
 nShieldは、FIPS 140-1 Level3認定を取得した、耐タンパ性を持つHSMです。セキュアな鍵管理機能、SSLアクセラレーション機能、そして耐タンパ性を持つ高度な物理的セキュリティ機能により、先進の鍵管理性能、最速のスピードとスケーラビリティ、最高のセキュリティ性能を実現します。これらの性能により、認証機関/認証局にて、秘密鍵の完全性を保護するための主要なPKIソリューションと調和して動作させる事が可能になっております。

RSA Keon、RSA BSAFEについて
 RSA Keonは、認証局の構築からクライアントのユーティリティまでを包括的に網羅したPKIシステム製品です。RSA BSAFEは、ソフトウェアやハードウェアに対する暗号化や認証などのセキュリティ機能組み込み用暗号化ツールキットでライセンス製品の総出荷数は、約10億コピーに達しています。

※ 掲載されている社名、商品名は、各社の商標または商標登録です。
※RSAは、RSA Security Inc.の登録商標、BSAFEは、RSA Security Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。


以上

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