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投資家向け情報

2013年3月期 第3四半期決算説明会 質疑応答集

2012年10-12月期の受注実績の地域別・アプリケーション別の傾向は?また、ポストセールス、当期に買収した会社の受注規模は?

地域別では主に米国と台湾向けが大きく増加、アプリケーション別ではファウンドリーとMPU等のその他ロジック向けが増加した。また、ポストセールスの受注額は280億円程度、買収したNEXX SystemsとFSI Internationalの受注規模は50億円未満である。

2013年1-3月期の受注見通しは?また、アプリケーション別の傾向は?

前四半期の水準を必ずしも超えてくるとも思っていない。受注から納入までの期間が短くなっており、予想しづらい。FPD/PVについては、中国顧客からの引き合いがあり、受注の増加を見込んでいる。

4-6月期以降の受注見通しは?

年前半は市場調整が続くと見ている。

2014年3月期の業績見通しは?また、コスト削減についてお伺いしたい。

年後半はメモリ投資回復に期待しているものの、現時点においてはそれほど明るい見通しではない。来期のコスト削減については、期中に買収した4社分を除いて、今期比100億円程度の固定費削減を考えている。

2014年3月期のPVの損益見通しは?

のれん償却前で、数十億円程度の赤字になる可能性がある。工事進行中の案件や、新たな引き合いも複数あり今後予算編成に向けて精査する。

PVの受注状況は?

中国・東南アジア・中東などで複数の引き合いがある。結晶系の価格が下げ止まっているので、薄膜系が評価されてくると期待している。

2012年10-12月期のたな卸資産回転日数が高くなった理由は?

10-12月期の売上減少と1-3月期出荷予定の製品仕掛品の増加による。

為替(円安)の影響は?

装置販売は基本的に円建取引のため直接的な影響はないが、中期的に見れば価格競争面において米国競合メーカーに対して有利になる。

来期以降も配当性向35%を目処とする業績連動型配当政策を維持するのか?安定型配当に変更する可能性は?

配当政策の変更は予定していない。当期は、創立50周年記念配当の意味もあり、業績下方修正にも関わらず配当を維持した。