No.017 量子コンピュータの実像を探る

No. 0172018.05.31 Update

特集:量子コンピュータの実像を探る

未来の技術と考えられていた量子コンピュータ実用化のニュースが国内外で相次いでいます。
「従来コンピュータに取って代わるのでは?」との煽り文句に惑わされがちですが、
実際にはスパコン、AI、量子コンピュータ、それぞれの得意分野に沿って利用シーンの住み分けが進むといいます。いま最も注目されている量子コンピュータの可能性を探ります。

Introduction

  • 量子コンピュータの可能性
  • シンギュラリティは未来への扉

クロストーク ”テクノロジーの未来を紐解くスペシャルセッション”

量子コンピュータが描く明るい未来

堀江 健志
株式会社富士通研究所 取締役
齋藤 和紀
エクスポネンシャル・ジャパン
株式会社 共同代表

Expert Interviewエキスパート インタビュー

山岡 雅直氏
山岡 雅直
株式会社日立製作所 研究開発グループ
エレクトロニクスイノベーションセンタ
情報エレクトロニクス研究部 主任研究員

CMOSチップでアニーリングマシンを作製、組合せ最適化問題を解く

従来のフォンノイマン型コンピュータが苦手な問題として、組合せ最適化問題がある。量子コンピュータはこの問題を解くことが得意だ。量子状態を観測するためには絶対零度近くまで冷却装置で格子振動の影響を取り除く必要がある。冷却装置を使わずにこの問題を解くことを、実現したのが日立製作所の研究開発グループが開発したCMOS半導体チップだ。同社はCMOSアニーリングと呼んでいる。このチップの可能性を聞いた。

ロナルド・ハンソン氏
ロナルド・ハンソン
オランダ・デルフト工科大学
QuTech(キューテック)
科学ディレクター

量子物理学研究の歴史の上に、新たなコンピュータの未来を描く

オランダのデルフト工科大学は、関係者が注目する量子コンピュータの先端研究所QuTech(キューテック)を擁している。デルフト工科大学は、古くから量子物理学における研究で知られ、現在のQuTechの先端性もこの歴史に裏打ちされたものだ。QuTechの研究と戦略を率いる同研究所科学ディレクターのロナルド・ハンソン博士に聞いた。

連載企画

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最先端テクノロジーは、これまでどのような進化を遂げ、今後わたしたちの社会をどう変えていくのか?
2つのトピックとテーマで、テクノロジーの今と未来を伝える連載型コンテンツ。

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