Introduction
ネットワーク

5Gで変わる私たちのくらし

2020年の国内サービス開始に向けて、次世代通信規格「5G(ファイブ ジー)」設置の動きが加速している。

5Gの環境では、大容量化を実現する通信の高速化、多数の端末の同時接続、リアルタイム性の向上に不可欠な通信の低遅延性、誤りのない情報伝達による高い信頼性の確立などに加えて、低消費電力などが実現可能となる。

具体的な実験を目にする機会も増えてきた。NTTドコモでは、スカイツリーを擁する東武グループやフジテレビなどとともに、高解像度のデータ送信やイベント会場でのデモの実施など、来る5G時代の新たなサービスの実験を繰り返している。

自動運転自動車の実現性や、IoT普及への道程も、5G環境が実現してこそという側面もあり、優れた通信インフラの充実により、快適なネットワーク接続が増えていきそうだ。

しかし、その一方で様々なものや場所につながったネットを通じ、サイバー攻撃などの危険性も増していることから、通信インフラのセキュリティの重要性も、年々高まってきている。

3Gや4Gの時代には、アップルがiPhoneを発表し、グーグルやフェイスブックがより広範に普及した。3Gや4Gを上回るスペックを誇る5Gの環境下では、どんなデバイスが登場し、どんなサービスや取り組みが可能になるのか。

数年後に起こる通信環境の変化から見えてくる、私たちのライフスタイルの変化の方向性を探る。

No.015 特集:5Gで変わる私たちのくらし

CROSS × TALK

5Gは、どんな2020年代を描くのか?
前編 後編
森川 博之 × 石川 温

Expert Interview

5G時代、技術とサービスを同時に開発
株式会社NTTドコモ
5G推進室 5G方式研究グループ 主任研究員

岸山 祥久

5G通信につながったセンサで、われわれが自動的に行うようになること
The Shed
チーフ・サイエンス・アンド・テクノロジー・オフィサー

ケヴィン・スラヴィン

サイバー攻撃の脅威は見えにくい、だからこそ最大級の関心を
サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官
名和 利男

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