ものづくりに浸透するデジタル技術
いま、"ものづくり"に、大きな変革が起ころうとしています。
プリンテッドエレクトロニクス、3Dプリンターなどデータを直接カタチにするテクノロジーや、産業用ロボットに代表される高度な制御技術の登場により、ものづくりの現場にデジタルの世界が融合し始めています。
生産様式の変容
産業の基盤であるメーカーは、これらの技術でより合理的、効率的な生産を実現し、工場そのものをオートメーション化する企業も登場してきています。
また、デジタル技術の進化に伴い、20世紀の主流であった大量生産から多品種生産の"ものづくり"へシフトする動きも出始めています。
カスタマイズ生産、一人家電メーカー、ソーシャルファンドなど新たな製造業サービスもすでに立ち上がっています。
個人のものづくりの革新
多品種生産の究極のカタチが、個人によるものづくり=「パーソナル・ファブリケーション」。
今後、デジタル化が進むことで、これまで工場に限られていた"ものづくり"が地域や家庭に開かれ、個人一人ひとりが製品の開発・生産を担う社会が到来するかもしれません。
"ものづくり"のデジタル化によって産業や社会は、どう変わっていくのか?
本特集では、"ものづくり"変革の最前線に迫ります。
- ビジネスの「インターフェイス」を
デザインする - 筑波大学ビジネスサイエンス系 准教授
立本 博文
- 3Dプリンターで
建築を刷る - DINITECH社ファウンダー
エンリコ・ディニ
- ITが生み出す
ものづくり - ユビキタスエンターテイメントCEO
天才プログラマー認定
清水 亮