東京エレクトロン(TEL)は、「サイエンス・インカレ」に第1回大会から特別協賛しています。
本大会は、自然科学を学ぶ全国の学部学生、高等専門学校生等を対象として行われる、文部科学省主催の研究発表会です。自主研究の発表の場を提供することで、学生の研究意欲を高めるとともに、課題設定・探究能力・独創性およびプレゼンテーション能力などを備えた創造性豊かな科学技術人材を育成することを目的としています。


第10回となる今大会は、オンラインにて2021年1月25日から2月28日にかけて開催され、全国から選抜されたファイナリスト40組60名が出場しました。これまでに延べ1,900名以上の学生が研究発表をおこなっています。
今回の東京エレクトロン賞は、福岡工業大学の市村 香菜子さん、青山 小春さん、張 書栄さんの「全人工膝関節置換術における膝蓋大腿関節と脛骨大腿関節のリアルタイム荷重バランス計測システムの開発」の研究に贈られました。リアルタイムセンシング技術は半導体製造装置においても重要な技術であり、本研究の医工連携を具現化した点が高く評価されました。


また、今大会からサイエンス・インカレの支援企業団体であるサイエンス・インカレ コンソーシアム(SIC)の立ち上げに多大な貢献をされたTEL元顧問の故 石井浩介氏の名を冠した「石井浩介賞」が新設されました。この賞は、石井氏の「明るく、楽しく、元気よく。(ATG)」のモットーにふさわしく、「型にとらわれない自由な発想の研究であること」を審査基準とし、SIC会員企業・団体が合議の上決定し、授与します。今大会では、埼玉大学の須田 亮介さん・石﨑 大貴さん・佐藤 正騎さんの「模擬人工衛星CanSat搭載用放射線検出器の開発・性能評価」の研究に贈賞されました。
SIC表彰式の最後にはサイエンス・インカレOB/OGによる座談会も行われ、TELのエンジニアも参加しました。
東京(本社)