東京エレクトロンは、今年も「NHK学生ロボコン2025 ~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会~」に協賛支援をおこないました。
本大会は、6月8日(日)に大田区総合体育館にておこなわれました。
学生たちは、与えられた競技課題をもとに、自らのアイデアを駆使してロボットを製作し、競技を通して技術力と独創力を競うもので、全国から事前審査等を勝ち抜いた学生チームが出場します。
また、本大会の優勝チームは、2025年8月にモンゴルのウランバートルで開催される「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト2025モンゴル・ウランバートル大会」に、日本代表として出場します。
今年の競技テーマは「ロボットバスケット」
「ABUロボコン2025」が開催されるモンゴルでは、バスケットボールが人気のスポーツです。競技人口も多く、国民的スポーツとして浸透しています。プロの試合から“草バスケ”まで、プレースタイルは実に様々であり、老若男女問わず親しまれています。
本競技は、バスケットボールからヒントを得て、2台のロボットで構成されたチームが、オフェンスやディフェンスを行い、得点を競います。 チームワーク・技術力・戦略はもちろんのこと、相手を欺いて得点につなげる操縦テクニック、ディフェンスを崩す動きを見せるトリックプレイなど“駆け引き”も見どころです。
各大学チームのユニークなロボットが次々と登場し、多彩な位置からのシュートを決めたり、シュートやドリブルをブロックするなど、ロボットの動作のたびに観客の大きな歓声が上がりました。
なお、東京エレクトロン賞は、東北大学(プロジェクト名:T-semi)へ授与しました。
同大学のマシーンは、袋を膨らませて、相手チームのシュートの精度を落としたり、ボールを弾くなどディフェンス面が印象的で、2011年の高専ロボコン大会で優勝&ロボコン大賞を勝ち取った仙台高等専門学校 名取キャンパスのロボット“OR/オーアール”からヒントを得て、マシーンの制作に活かしたそうです。
惜しくも準々決勝で敗退しましたが、1台のロボットが改良した部分から煙が発生し、出場できないトラブルに見舞われながら、もう1台のロボットが優勝した東大を相手に2点に押さえる健闘を見せてくれました。
受賞コメント:工学部自主ゼミナール協議会(T-semi)
「今年はロボコン初心者が多い中での挑戦でしたが、チーム一丸となって取り組んだ結果、このような成果を得ることができ、大変嬉しく思っております。一方で、今回の大会を通じて多くの課題も見つかったため、今後はそれらを一つひとつ克服していきたいと考えています。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。」
TELは、高専ロボコン・学生ロボコン・ABUロボコンに協賛しており、これからも幅広い「ロボコニスト」を応援していきます。


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