TOKYO ELECTRON LIMITED

NEWXROBOCON「召喚!XTREME相撲」

東京(本社)

  • テクノロジーとイノベーション

8月26日、27日の2日間にわたって、東京エレクトロン(TEL)が協賛する「第1回 XROBOCON」が大阪万博会場で開催されました。
このXROBOCONは、「20年後のテクノロジーを生み出す」をコンセプトとし、「ロボティクス(ロボット工学)」「AI(人工知能)」「GAME(戦略・演出)」を掛け合わせた新しいコンテストです。

本競技は「召喚!EXTREME相撲」と銘打って、AIが操作するロボット同士が3段に重なった円形土俵でコインの獲得を競い合い、先に20枚のコインを先取したチームが勝者となります(3分×3ラウンド制で構成され、先に2ラウンドを制したチームが勝利)。

最初のフィールド内では、コインは全18枚であるが、土俵の最上段には2枚のコインが接地されており、獲得後4秒後に再度獲得できるため、最上段まで登れないと勝利条件を満たすことが出来ない。相手の動きを見ながら、どのような順番でコインを集めるかなど、駆け引きするところが見どころです。

そして、これまでのロボコンと違って斬新なところが2点あります。
1つ目は、ロボットを操作するが“AI”であること。AIは「コインの取得状況」「位置情報」「経過時間」「(ロボットにつけられた)様々なセンサー」などの情報を把握して、勝利への最適解を導き、参加者は唯一の操作ボタンを使ってAIに戦略指示を送ります。

2つ目は、“SIM to REAL*¹”の技術が使われていること。
各チームのAIがシミュレーションした結果が、まるでゲーム画面のように会場の巨大スクリーンに公開され、“SIM to REAL”が、どのように映像化されるかも評価対象になるため気が抜けない。

そして、競技タイトルにもある“召喚”とあるように、各チームのロボットの“召喚パフォーマンス”をおこないます。どのように会場を盛り上げるかも見どころの一つです。

「バーチャル×リアル」、「テクノロジー×エンタメ」が融合した競技は、観覧者も楽しめる内容になっています。

今回は4チームが参加しましたが、社会人・学生などの混成チームであることがこのコンテストの特徴の1つでもあり、独自技術を生かしたAIが操作するロボット同士が三段構造の土俵でコインの獲得を競い合いました。
各チームの紹介もアバターなどが巨大スクリーンに映し出され、ストーリー性のあるもの、プレゼンテーターの人間性を前面に出したものなど独自性豊富でした。

TELは、高専ロボコン・学生ロボコン・ABUロボコンにも協賛しており、これからも幅広い「ロボコニスト」を応援していきます。

*¹SIM to REAL…シミュレーションで動きを考えて、本物のロボットが実際に現実でシミュレーション通りに動けるようにする技術のこと

東京(本社)

テクノロジーとイノベーション

2025.08.27 12:00:00

2025.10.27 23:59:59