Tokyo Electron U.S.がテキサス州 オースティンの中心部に本社を移転

4月16日、Tokyo Electron U.S. Holdings（以下 : TEL U.S.）は、テキサス州オースティンのバートンスプリングス通りとサウス1stストリートの交差点に位置する新しい米国本社「TEL | RiverSouth」のグランドオープニングイベントを開催した。

東京エレクトロン(以下 : TEL)の代表取締役社長・CEO 河合利樹も日本から駆けつけ、リボンカットをおこなった。TELが30年以上にわたって米国の半導体業界ならびに技術動向において重要な役割を果たしてきたことを印象づけた。

Tokyo Electron U.S. Holdings 社長 白井 浩毅は次のように話した。「TELが米国半導体業界において重要な役割を果たしていることを考えると、私たちのオフィスがオースティンのダイナミックな中心部に位置しているのは当然のことです。米国は長年、知的財産や研究開発の中核を担っており、世界のテクノロジーの中枢としての役割を果たしてきました。私たちは米国の革新的な技術の未来を支えるパートナーであり、盟友です。」

オープニングイベントには、TELの経営陣はじめ、テキサス州政府関係者ら多くの来賓が参加した。

テキサス州知事のGreg Abbott氏は、新社屋開設に対する祝辞とともに、「テキサスは、世界的にもビジネスのしやすい政策と高度人材を備えており、世界中から新たな投資を引き寄せています。より強固で豊かなテキサスを築いていく中で、長らくオースティンコミュニティの一員であるTELの成長は、テキサスが半導体製造とテクノロジー業界におけるリーダーシップを今後もさらに拡大していく助けとなります」と述べた。

TELは、全米に21の拠点をもち、約3,500人を雇用している。そのうち約700人がオースティンに勤務している。

Tokyo Electron America およびTokyo Electron Manufacturing & Engineering Americaの社長 Mark Doughertyは、次のようにコメントした。「新しい本社への移転は、テキサスでのTELの30年以上にわたる道のりにおいて、重要な節目となります。この最先端のビルは、TELの革新と最先端技術への揺るぎないコミットメントを示すものです。私たちの成功の源泉であるTELの献身的なチームは、業界をリードするためにイノベーションを推進していきます。このエキサイティングな新しい章を共に育み、卓越性と協力体制を築くことを楽しみにしています。」

続いて、米国合衆国上院議員John Cornyn氏は、次のように述べた。「オースティンの新社屋の開設をお祝い申しあげます。半導体製造装置の世界的なリーディングカンパニーとして、TELは重要な米国半導体産業の成長と革新を支え、TELはこの新社屋とともに、引き続きテキサス州での歴史を築いていくでしょう。」

半導体産業が急成長する中、TELも成長を続けており、今後5年間*で世界中で約10,000人の雇用を見込む。そして、次世代の人材を育成するため、TEL U.S.は米国中の大学やコミュニティカレッジ、教育機関と積極的にパートナーシップを結んでおり、テキサス大学やオースティンコミュニティカレッジ、またテキサス州内の軍事施設とも退役軍人の採用に関して連携している。

*2025年3月期から2029年3月期

アメリカ合衆国上院議員Ted Cruz氏は、「オースティンの新社屋の開設、おめでとうございます。TELのような企業がテキサスにあるのは、私たちの州が経済的に大きな力を持っているからです。今後数十年にわたる成長を楽しみにしています」と述べた。

過去10年間、TELは米国経済に30億ドル以上を投資し、今後も研究開発に投資を続け、TELの技術を数十年にわたって最前線に位置付ける新しい半導体製造装置を創出していく。

米国下院議員Michael McCaul氏は次のようにコメントした。「故郷のオースティン、テキサスでの新しい本社のグランドオープニング、おめでとうございます。新しいTEL | RiverSouth本社は、退役軍人や軍人の配偶者の方も含め、数千人のアメリカ人に雇用機会を創出し、オースティンを米国内のテクノロジーハブとしての地位を確立するでしょう。」

TEL U.S.の新しい本社への移転は、持続可能性などの企業の重要な取り組みを体現している。TEL | RiverSouthは、テキサス州で最もエネルギー効率が高く、高性能な建物の一つであり、テキサス州では初めて「SmartScore Platinum」の認定を取得している。

「“Welcome to TEL | RiverSouth”」の動画はこちら