TOKYO ELECTRON LIMITED

コンプライアンスを身近に楽しく!
2025年 優秀社員賞受賞者 Katherine Jiang

People

表彰式で東京エレクトロン代表取締役社長・CEO の河合と

東京エレクトロン(以下:TEL)の Employee of the Year(優秀社員賞)は、1988年から続く伝統的な社内表彰で、社員の模範となるような特徴的で優れた行動で、組織に貢献した個人を称えることを目的としている。2025年に Employee of the Year を受賞したTokyo Electron Shanghai(以下:TEL Shanghai)のコンプライアンス担当スペシャリスト、Katherine Jiang に取材。Katherineに法務のキャリアを選んだ経緯や、コンプライアンスを社員に身近に感じてもらうための取り組み、半導体業界において女性が果たす役割について話してもらった。

プロフィール

  • Katherine Jiang

    Senior Specialist, Legal Department
    Tokyo Electron Shanghai
    Katherineは法学を専攻し、2022年 Tokyo Electron Shanghai入社。 法務部門でコンプライアンス担当。2024 年にグループ初となる「コンプライアンスウィーク」を企画・実行し、その功績が評価され 2025 年に優秀社員賞を受賞。

法務とビジネスの架け橋になりたい

なぜ法務の道を選んだのですか?

「大学で法律を学び、社内弁護士としてキャリアをスタートしたのですが、専門性と知的好奇心、そして企業戦略に影響を与えられる点に魅力を感じ、法務の道を志すようになりました。

最初の職場で感じたのは、企業法務はビジネスと法をつなぐ役割を担っており、両方を深く理解する必要があるということです。その二面性が私には合っていて、リスクを抑える契約書の作成や、法令遵守に関する助言といった実務的な問題解決に携われる点に、特にやりがいを感じました。法的枠組みを分析し、実際のビジネスにどう適用するかを考えることは、知的好奇心を刺激します。

また、企業の成功に直接貢献できる点も魅力です。方針づくり、知的財産の保護、倫理的な運営の確保など、企業の成長や評判に直結する仕事が多くあります。例えば、設備販売契約の交渉や、報告を受けた事案の調査・解決は、会社の成長や信頼に直接影響します。

さらに、企業法務は訴訟のような不確実性が比較的少なく、安定したキャリアパスが描きやすい点も魅力でした。一方で、輸出管理やデータプライバシーなど、新たな課題が次々に出てくるため、常に学び続ける必要があり、飽きることはありません。法務の専門性を活かし、企業が効果的かつ倫理的に活動できるように支える役割に魅力を感じています。

TEL Shanghai に入社した理由は、半導体製造装置の業界における TEL のビジョン、多様性を尊重する社風、そして私の役割に対する会社からの期待を知り、私自身のキャリアプランと合致していると感じたからです。実際に働いてみて、正しい選択だったと確信しています。」

コンプライアンスを身近に楽しく!

2024年におこなわれたコンプライアンスウィークにて

TEL 初の「コンプライアンスウィーク」開催で社員表彰を受けました。コンプライアンスウィークの内容を教えてください。

「社員のコンプライアンス意識向上のためには、継続的な教育が不可欠です。2023年の法務・コンプライアンス会議でマーケティングコンプライアンスをグループの目標に掲げたのですが、従来の堅苦しいイメージではなく、『楽しく学ぶマーケティングコンプライアンス』を提案しました。

中国各地の拠点に対応するため、オンラインとオフラインを組み合わせた全社活動を企画しました。具体的には、以下のような取り組みです。

・経営トップのビデオメッセージやメールでの啓発
・コンプライアンスの考え方を分かりやすく紹介するアニメーション動画
・マーケティング、環境・安全衛生、法務部門の社内専門家によるテーマ別講義
・QRコードで受講可能な、景品がもらえるミニクイズつきの日替わりショートコース
・コンプライアンスをテーマにしたゲームつきのパーティー

継続的な年次イベントとして定着させた後、今年の1月には、中国で2回目のコンプライアンスウィークを開催しました。新たな取り組みとして、TEL Shanghaiが直面し得るリスクを想定し、実際に危機が発生した場合の対応のロールプレイや、賞品獲得チャンスつきの日替わりオンラインゲームを追加しました。

コンプライアンスウィークは、従来の注意喚起型とは異なり、楽しさを取り入れた学習手法で高い参加率を実現しました。また、経営トップが積極的に参加したことで、トップがコンプライアンスを重視しているというメッセージが強く伝わりました。

この成功は他地域にも波及し、台湾や韓国などでも同様の取り組みがおこなわれるきっかけとなりました。

コンプライアンスウィークは、中国のTELにおいて『正しいことを正しいやり方でおこなう』というスローガンのもと、コンプライアンス文化を育む重要なプロジェクトになっています。」

半導体業界で女性が果たす役割

TEL のビジョンは「半導体の技術革新に貢献する夢と活力のある会社」です。DE&I(多様性・公平性・包摂)の観点から、このビジョンを追求することにどんな価値があると思いますか?

「半導体業界では、女性の活躍が十分に発揮されていないのをよく目にします。TELが掲げる"夢と活力"は、単なる技術力だけでなく、多様な視点を重視する文化をつくり出します。

女性は、問題解決において独自の洞察をもたらすことが多く、エネルギー効率を考慮した回路設計や、ユーザ視点によるインターフェースの設計などが一例です。こうした貢献が評価される環境を整えることで、業界の構図も変わっていきます。

さらに、技術革新に女性が参画することは、未来を形づくる上で重要です。スマートフォンやAI など、半導体はあらゆるものを支えています。開発の場に女性が加わることで、例えば製造の持続可能性を重視したり、AIのバイアスを是正する視点が取り入れられ、より包摂的な技術が生まれます。

TELのビジョンは、若い女性たちにとってロールモデルにもなります。女性が技術分野でリーダーシップを発揮する姿を目にすることで、次世代の女性たちが STEM 分野を志すきっかけになります。それが好循環を生み、より多様なチームがより創造的な解決を生み、業界全体を強くするのです。

このビジョンの価値は、単に技術の進歩にとどまらず、誰が革新に関わるかを再定義することにあります。女性として、私はこのビジョンの実現に貢献できることに大きな意義を感じています。」

多様性が生み出すイノベーションと成長の力

「私のように理系でない方でも、TEL の成長を支える多様な役割があり、多様な専門性が会社を支えています。

技術的知識は重要ですが、TEL は部門横断の協働も重視しており、問題解決力、コミュニケーション力、適応力などのスキルは不可欠です。例えば、以下のような業務が挙げられるでしょう。

・業務効率化:プロジェクト調整、物流、品質管理などは、組織力で業務をスムーズにします。
・顧客対応:グローバルなパートナーとの関係構築には、文化的理解や交渉力が求められます。
・管理業務:法務・コンプライアンス、財務、人事、総務などは、規律順守と日常運営を支えます。
・イノベーション支援:非技術分野からの新鮮な視点は、プロセス改善やビジネスでのフィードバックに寄与します。

一人ひとりの役割が、会社の成長に不可欠です。技術系であれ非技術系であれ、それぞれの強みを生かして一緒にイノベーションと成功を推進していきましょう。」

コンプライアンスウィーク用に、「遵守」という言葉を入れたうちわを作成

Share

Tags

  • 読み込み中

Recruit

私たちは、ともに夢のある社会を実現する仲間を募集しています。