2010年3月期 第2四半期決算説明会 質疑応答集
また下期は売上がさらに増加するのに対し、営業利益が伸びない理由は?
売上が予想を上回ったことによる利益の増加に加え、発生固定費が見込みより減少したことにより利益率が大きく改善した。
一方下期は、開発費を上乗せする計画となっている。販管費を上期比で80億円増やすこと、一部攻めに転じる製品で低採算売上のものもある模様。
売上が増加する分は利益には貢献してくるのだろうが、費用の増加を考慮する必要があり、現段階において営業利益を単純計算することはできないと考える。
技術開発が生命線であるので、必要な投資は実行していきたい。
エッチャー、洗浄、成膜に多めに配分する予定。
中期的には3DI、ダブルパーターニングにも、投資を増やしたい。
SPEとFPD/PV製造装置を合わせて、7-9月期とほぼ同額だと考えている。
現在把握している状況を可能な限り織り込んだ予想である。
DRAM設備投資を来期増やす動きが見られるが、どう考えているか?
ファンドリが引き続き牽引役となり、メモリも引き続き微細化投資ではあるがQ on Qでプラスになるだろう。FPDは10-12月期としては減少するが、次の1-3月期はさらに増える見込みであり平均すれば7-9月期と同じくらいのレベルが2 四半期ほど続くイメージだ。
CVD装置の出荷は開始された。
エリコン・ソーラー社の代理店としてのビジネスについては本格的にはまだこれからである。
競合他社のことは気にせずに、われわれがどうすべきかという課題を追求している。
必要な投資は行い必要な組織改革もやっている。すぐに結果はでないが、しっかりと当社のやり方でやっていく。
客先が集約されている状況はあるが、重要な先端開発を担っている地域もあり、また一方で50,000台の当社の装置が世界で稼動している。事業環境は変わってきているので、状況に合った体制に変えようとして2年くらい取り組んできた。これからも見直しは続けていく。
通常なら1,000億円くらいだが、今期は20%-25%くらいダウンする。目標として3年後には1,500億円、営業利益率は20%以上を狙っていきたい。