2012年3月期 第2四半期決算説明会 質疑応答集
半導体製造装置(SPE)は、10-12月期は1,000億円程度、2012年1-3月期は、多少の増加を見込んでいる。フラットパネル・ディスプレイ製造装置/太陽電池製造装置(FPD/PVE)は、10-12月期は100億円程度を見込んでいる。
最先端ロジック向けの投資が始まったと言う認識を持っており、韓国・台湾のお客様からの受注が増えると考えている。その他の地域には特に大きなプラスの変化もないが、不安要素もない。
2割程度である。(ロジックファウンドリー専業メーカー)
SPEは、暦年では前年比-10%程度を見込んでいる。会計年度ベースでは多少増加すると見込んでいる。
本格的な回復は、早くても2012年の中頃以降になると考えている。
我々はSSDも高集積化していくと思うので、最先端投資が必要になると考える。また、NANDのアプリケーションは急拡大している。今後も安定した成長が続き、設備投資も2桁以上の成長を見込んでいる。
製造リードタイムを3.5カ月から2カ月に短縮する等で、収益改善は5%ポイント以上を見込む。
ハイエンド・プロセスでお客様と順調に評価が進んでおり、我々の技術的な優位性が活かせるクリティカルな工程において選定され始めている。規模感としては10%未満である。
Certasは非常に差別化できていて、既に60%-70%のシェアがあり、今後も期待できる。但し、市場がまだ100-200億円と小さいので、当社の洗浄装置のポジションを上げるほどではない。
照明よりも大型のテレビ向けを狙っている。当社独自技術の蒸着方式、セイコーエプソンとの協業であるインクジェット方式、いずれの方式も量産採用に向け装置の完成度を高めたい。特に有機材料の使用効率面で優位性があると考えている。売上規模は500億円以上を見込んでいる。
当社が後発になるのは認識しているが、大画面の有機ELテレビが各家庭に普及するのは2013年以降だと思っている。2013年でも優れた装置を投入すれば十分間に合うと考えている。
工場の生産効率向上の取り組みが最も効果が大きい。新工場稼動に伴う生産性の向上、また、海外調達を含めてコスト削減に取り組んでいる。
前年度比で100億円以上増加となる。開発費の増加に加え、宮城新工場における償却費等の増加がある。一方、工場の生産効率向上で数十億円の削減を行っている。
特定のテーマではなく、各開発分野において必要なものを積み増した。
会社を安定してオペレーションしていくためにはある程度のキャッシュを持っておく必要がある。それ以外の資金使途としては、自社株買いよりはどちらかと言うとM&Aも含め成長に使いたい。まだ形にはなっていないが、当社の足りない部分を補えるもの、金額に見合った案件があれば、ぜひ前向きに検討したい。M&Aについては常に精査している。