2013年3月期 本決算説明会 質疑応答集
SPEについては、前四半期(2013年1-3月期)と同水準程度の受注を見込んでいる。アプリケーション別では、国内および韓国のメモリ向けが増加し、台湾のファウンドリー向けが減少すると見込んでいる。FPDについても、前四半期と同水準程度の受注を見込んでいる。
増加の方向と考えている。
このまま需給バランスが崩れずに行けば、顧客の計画では、今下期から新工場への投資が開始される。そうなると1,500億円もあり得るのではないか。
最近になって顧客の投資状況が急激に変わってきており、売上は今後増加する可能性もある。固定費については、既存事業において数十億円の削減を予定しているが、企業買収による増加分もあり、全体としては前期比200億円以上の負担増となる。
FPDの上期が20億円程度の損失、またPVEについてものれんの償却を含め40億円強の損失、東北大学への一過性の寄付などもあり、上期については損失となる。特に不採算の装置販売などがあるものではない。
RLSAという新しいプラズマ技術を用いたエッチング装置が市場で評価を得ており、すでに米国のロジックメーカー中心に採用が広がってきている。各ロジックメーカーの20nm以降におけるFinFetでの採用に期待している。シェアについては、2年以内にまずは35%を目指す。
若い世代にバトンタッチするのが理想だが、昨今の厳しい事業環境にあって、研究開発および事業戦略を執行レベルで極めて強力に進めていく必要がある。そのために現場の戦力を緩めることができないという考えのもと、今回は私(東)がCEOを拝命することになった。会社の更なる成長を念頭に、現場の力を最大限発揮できる体制であると考えている。
自社株買いは検討したが、今回は配当で対応することにした。目標配当性向35%を上回る特別な株主還元を実施する予定。今後についてはさらにフレキシブルに考えたい。