2014年3月期 第3四半期決算説明会 質疑応答集
方向感をお伝えすると、SPEについては、前四半期と同程度の受注規模となる見通し。
2014年の半導体前工程製造装置の設備投資は前年比10%増加を見込むが、会計年度でも同等の成長率となる見通し。来期の後半については見えていない部分もあるが、受注が落ちて行くイメージはもっていない。
当社の主力製品であるコータ/デベロッパ、エッチング装置、熱処理成膜装置の引き合いは非常に強い。洗浄装置の受注も好調で、今後の売上伸長が期待できる。
売上の観点からお答えすると、当期のポストセールス売上は、前期比10%増加の1200億円を見込んでいる。装置リユースに伴う改造サービス等、売上は拡大傾向にあり、将来的には1500億円規模の売上を目指す。
ロジック顧客の投資意欲は引き続き堅調。但し、伸び率の点では、主にDRAM、NAND共にメモリ向けの投資が伸びてくると考えている。
製品によってはシェアが増えていくものもあり、全体としてはプラス方向になっていけばいいと考えている。
当社の経費発生の傾向として、会計年度で3Qよりも4Qに集中するという傾向はあるが、3Qの売上総利益率は非常に高かった。主な要因は、受注増加に伴い工場稼動率が上昇し、工場固定費の一部が製品在庫に計上されたことで固定費の負担が軽くなったため。また、3Qと比較すると4Qの売上総利益率が低く見えるが、全体としては売上総利益率は改善の方向にある。限界利益率も改善している。
当社は、開発費を売上高比率で管理するのではなく、戦略的に必要な案件には投資を行ってきた。ある程度の継続投資が必要な業界ではあるが、利益率を見ながら開発費をコントロールしていく。尚、統合後の研究開発費については、お話しできる段階にはない。
シナジーに関してはそれほど簡単な話ではないが、高いハードルとは考えていない。サプライチェーンの効率化や販売およびサービス拠点の最適化など、各々の国、地域で重複する経費を相当節約できると考えている。
統合比率への影響はない。