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投資家向け情報

2015年3月期 本決算説明会 質疑応答集

アプライド マテリアルズとの経営統合契約は解約となったが、これから学んだことは?

業界ナンバーワンの地位を保つ米国企業のグローバルな人材活用と、利益追求に対する一貫した経営姿勢を感じ取れたことが大きい。また顧客からの絶大な信頼や社員のチームワークという当社自身の力も再認識できた。これらの経験を財産として新たな中期経営計画を検討していく。多くのリソースをグローバルに活用して今後も成長していきたい。

経営統合ができなかったことは残念だが、あえてプラス面を言うと何か?

2013年9月の統合発表をきっかけに、社員一人ひとりが自分自身のキャリアについて深く考え、自身を向上させるという強い覚悟をしたことが、2015年3月期の好業績につながった。また技術開発において、顧客から寄せられている期待や信頼に応えていくことが、今後の成長の基盤になる。

経営統合契約の解約の理由は?

両社の製品群には重複が少ないので競争法上は問題ないと考えてきたが、現時点において競業がない開発中の製品群についても調査対象とされた点が当社の認識と異なった。

経営統合契約が解約になったことで違約金は発生するか?

両社の合意に基づく結論なので違約金はない。

CY2014の製品シェアがCY2012の水準に戻ったのは、競争力の高さか?為替の影響か?

為替の影響や他社との売上認識基準の違いがあり、シェア上昇要因を定量的に切り分けるのは難しいが、製品競争力の高さによるシェア向上は確実に達成した。

自社株式取得は一過性のものか?

資本市場との呼吸を大事にしていく。当社の資本政策、キャッシュポジション、今後の投資等を考慮した上で、自社株式取得を継続的に検討していく。

注力分野とされているエッチング装置のシェアはCY2012の水準まで戻っていないのでは? FinFET工程で採用拡大を目指していたRLSAエッチング装置の戦略に変更はないか?

円安により、USドルで集計している調査会社の数字には表れにくいが、エッチング装置のシェアは順次拡大している。今後も、より重要となるパターニング工程に対して総合力で勝負していく。また、RLSAエッチング装置の戦略についても変更はない。

経営統合契約は解約となったが、貴社の組織体制は変わるのか?

まだ契約解約を決定したばかりなので、具体的な体制については今後検討していくが、変革へのチャレンジを続けていく。

今回の経営統合契約の解約は、取締役会の全会一致によるものか?

全会一致だった。

本内容は、質疑応答のサマリーです。