TOKYO ELECTRON LIMITED

投資家向け情報

2016年3月期 第2四半期決算説明会 質疑応答集

7-9月期の受注は想定通りの着地だったか?

全てのアプリケーションで想定通りの結果となった。

全てのアプリケーションで想定通りの結果となった。

10-12月期と同程度だが増える方向。ロジック向けが増えてくる見込み。

業績予想上方修正の背景と、来年の市場見通しは?

今年の市場見通しは変わらないが、ロジックとファウンドリの引き合いが増えている。2016年の半導体前工程の設備投資(WFE)の見通しについては、2015年と同等か若干プラスになると見込んでいる。ロジックとファウンドリ顧客の投資計画が上がってきており、3D NANDや新メモリ向けの投資にも期待できる。

下期売上を上方修正したが、売上の増加額に対して、営業利益の伸びが弱い理由は?

中期経営計画達成に向けた取り組みの一環として、重点分野の開発費及び販売促進関連の費用等を積み増した。

2016年3月期の営業利益が前年比で170億円ほど増える予想だが、統合関連費用の減少とPVE事業の収益改善を考慮すると、保守的ではないか?

製品競争力強化に向けて、開発費及び販売促進関連の費用を積み増している。

3D NAND向けのエッチング装置に注力しているが、成果が現れるのはいつごろか?

多層膜を高速・高精度にエッチングすることが重要であり、当社の得意なHARC(深穴)工程で攻勢をかけている。積層数が増える次々世代向けの開発において良い評価結果が出始めており、2017年頃から成果が現れる見込み。積層数が増えるほど当社の強みが活かせ、中期目標を達成できると考えている。

半導体製造装置事業の利益率改善について、開発費の再配分の効果は、いつからどのように出る想定か?

来年から均等に上がっていくようなオペレーション体制を準備している。詳細はまだお話しできないが、6つほど新プロジェクトを考えている。

中期経営計画におけるフィールドソリューション事業の売上拡大において、中古装置・改造とパーツ・サービス包括契約のどちらが伸びるのか?

どちらも同程度の伸びを期待している。中古装置・改造については、IoTにより200mmウェーハ向け装置の需要が高まり、中古装置だけでは在庫が足りず、新規装置での対応を求める動きもある。パーツ・サービス包括契約については、顧客の歩留まり改善や生産性向上に寄与する高付加価値のサービスも求められてくる。

パーツ・サービス包括契約を伸ばすとのことだが、契約数や契約率に目標値はあるか?またTELeMetricsの導入状況は?

装置単位や工場単位など顧客によりサービス契約の形態が様々であるため、一概に契約率などを算出するのは難しいが、包括契約のメリットを顧客に理解してもらい、売上拡大につなげていく。TELeMetricsは新たに提供し始めたサービスで、現時点で当社とリモート接続されている顧客工場数は全世界で40程度ある。これから積極的に伸ばしていく。

Lam ResearchとKLA-Tencorが合併するというニュースをどう見ているか?

当社に直ちに影響はないと考えている。2社の統合はこれからであり、当社はコメントを差し控える。

本内容は、質疑応答のサマリーです。