TOKYO ELECTRON LIMITED

投資家向け情報

2017年3月期 第3四半期決算説明会 質疑応答集

韓国の2016年10-12月期のSPE受注が大きかったが、アプリケーション別、装置別など詳細を教えて欲しい。

当社の全装置カテゴリーが韓国の複数社で入っている。DRAM向けでは、一括エッチング技術によるパターニングでのシェア向上が寄与した。3D NAND向けでは、新しい工程でペネトレーションできたこともあり、NAND向け受注も多く入った。

台湾のSPE受注はしばらく高水準が続いているが、今後の見通しは?

台湾は大きな市場であり、メモリ向けとファウンドリ向けがバランスを取りながら高水準な受注が継続すると見ている。

2016年7-12月と2017年1-6月の比較でアプリケーション別の受注傾向を説明いただいたが、規模感はどう見ているか?

それほど大きな差はない。CY2017のWFE*市場は10%以上成長すると予想しており、高水準な受注が継続すると見ている。

それほど大きな差はない。CY2017のWFE市場は10%以上成長すると予想しており、高水準な受注が継続すると見ている。

10-12月期の受注水準が続くイメージはないが、CY2017のWFE市場が前年比10%以上成長と考えると、比較的強い需要が継続すると考える。

CY2017のFPD受注の見通しは?

比較的高かった昨年の水準が継続すると見ている。

CY2017のWFE*市場規模に上ぶれ要因があるとしたら何か?

顧客の投資計画のうち、2017年10-12月の投資計画は固まっていないが、全てのアプリケーションにおいて上ぶれもあり得るだろう。3D NANDについては中長期的に顧客の旺盛な投資が期待できる。

CY2017末に月産70万枚分の3D NANDの生産設備を見込むというが、ウェーハメーカーの供給力も踏まえての数字か?

顧客の投資計画を参考に当社で算出したものである。

中国地場メーカーによるDRAM、NANDの投資はCY2017後半からか?

DRAM、NANDともに2018年が本格的な立ち上がりになるだろう。

現在の工場稼働率はかなり高いと思うが、今期業績予想を据え置いたということは、固定費の増加や収益性の悪化を見込んでいるのか?

そのようなものは見込んでいない。

CY2017のWFE市場が10%以上成長すれば、中期経営計画の財務モデルにある市場前提$37Bを超える規模もあり得ると考えるが、FY2018に中期経営計画の目標を達成する手ごたえはあるか?

今後の成長のため研究開発費を3D NANDなどに対して使っており、固定費増加の抑制と限界利益率向上の両立に取り組んでいる。現状の市場規模に対する固定費で$37B以上の市場規模にも対応できるような体制の構築を進めている。

過去3年間、40%程度の売上総利益率が続いているが、来期以降も向上は見込めないのか?

中期経営計画で示したように、売上総利益率と営業利益率の両方の向上に取り組んでおり、2020年3月期までに目標を達成する計画である。

来期以降の貴社の設備投資はどうなるか?新工場を建設する計画はあるか?

現時点で新工場を建設する計画はない。中期経営計画の目標達成に向けて、生産性を上げ、固定費をコントロールしていく。

EUV(Extreme Ultra-Violet)が量産採用された場合の貴社への影響は?コータ/デベロッパの収益性はどうなるか?

コータ/デベロッパでは当社は非常に高いシェアを持っており、EUV露光装置の出荷数が増えれば、事業機会も拡大する。求められる技術が高度になるほど、装置の付加価値が高まっていく。

WFE(Wafer Fab Equipment):半導体製造工程には、ウェーハ状態で回路形成・検査をする前工程と、チップごとに切断・組立・検査をする後工程がある。WFEは、前工程で使用される製造装置

本内容は、質疑応答のサマリーです。