TOKYO ELECTRON LIMITED

2040年ネットゼロの温室効果ガス排出削減目標についてSBT認定を取得

 東京エレクトロン(TEL)は、「Science Based Targets initiative (SBTi)」*1より2040年度に向けて設定したスコープ1*2,2*3,3*4を含むバリューチェーン全体での温室効果ガス排出削減のネットゼロ目標が科学的根拠に基づいていると認められ、SBT*5認定を取得しました。当社では2023年10月に2030年度に向けた温室効果ガス排出削減目標についてSBT認定を取得しておりますが、これにより2030年度の短期目標と2040年度の長期目標がそれぞれSBT認定を取得したこととなります。

2040年度の目標
・スコープ1,2,3における温室効果ガス排出の実質ゼロ(ネットゼロ)

2030年度の目標
・事業所のスコープ1および2のCO₂総排出量を2030年度までに70%削減(2018年度比)
・再生可能エネルギー(電力)の使用比率を2030年度までに2018年度の2%から100%に増加
・販売した製品の使用によるスコープ3の温室効果ガス排出量を2030年度までにウェーハ1枚当たり55%削減(2021年度比)

 TELグループは、これからもサステナビリティを重視した経営を推進し、「最先端の技術と確かなサービスで、夢のある社会の発展に貢献します」という当社グループの基本理念を実践してまいります。

*1 SBTi: 温室効果ガス排出削減目標を認定する国際的なイニシアティブで、企業の温室効果ガス削減目標の評価をおこなっている
*2 スコープ1: 自社が所有または管理する燃料・ガス使用の排出源から発生する温室効果ガスの直接排出
*3 スコープ2: 自社が購入した電気、蒸気、熱の使用に伴う温室効果ガスの間接排出
*4 スコープ3: スコープ1、2を除く製品輸送、従業員の業務上の移動、アウトソーシングした主な生産工程など企業のバリューチェーンからの排出。スコープ3は、上流活動(購入または取得した製品・サービスに関連する排出)と下流活動(販売した製品とサービスに関連する排出)に分けられる
*5 SBT: Science Based Targets。SBTはパリ協定が求める水準と整合した、5年~15年先の目標年として企業が設定する目標