No.002 人と技術はどうつながるのか?
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「Google Glass」はウェアラブルコンピューターの本命となるか?

ヘッドマウントディスプレイは、映画などの映像を視聴するだけでなく、コンピューターのディスプレイとしても利用されている。超小型コンピューターと組み合わせた製品は、ウェアラブルコンピューターと呼ばれており、腰にコンピューター部分を装着し、ヘッドマウントディスプレイとの間をケーブルで接続して使うとタイプの製品が数社から発売されている。ウェアラブルコンピューターも、これまでは、業務向けの製品が中心で、価格も高価であったため、コンシューマーに普及するとは思われていなかったが、2012年6月にGoogleが「Google Glass」の開発を表明したことで、そういった認識はもはや過去のものになる可能性が出てきた。Google Glassは、単眼のヘッドマウントディスプレイと一体化された、眼鏡型ウェアラブルコンピューターであり、これまでの進化形ともいえるデバイスだ。

Google Glassは、マイクやカメラを内蔵しており、音声入力にも対応するなど、SFの世界から飛び出してきたような先進的なデバイスだ。試作機とは思えないほど、デザインも洗練されており、装着時の違和感も少ない。Googleは、広く日常生活で使えるデバイスとして、Google Glassの開発を行っており、まずは開発者向けの「Google Glass Explorer Edition」を2013年早期に出荷を開始し、コンシューマー向け製品もその1年以内に発売したいといしている。

[写真] NECのウェアラブルコンピューター「Tele Scouter」。OSとしてWindows Embedded CE 6.0を搭載する
[写真] Googleが開発中の眼鏡型ウェアラブルコンピューター「Google Glass」。マイクやカメラを内蔵しており、音声入力にも対応する

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