人権とダイバーシティ

人権について

東京エレクトロンは事業活動のあらゆる面において人権尊重の重要性を認識しています。人権尊重の考え方を経営理念や倫理基準で定め、「性別、国籍、年齢、人種、信条、宗教等による差別」「強制労働」「児童労働」「ハラスメント行為」の禁止を明確にしています。差別のない誰もが働きやすい職場作りを目指し、社員研修や相談・通報窓口の設置など、人権問題の未然防止や早期把握・解決に努めています。

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の考え方

海外売上高が8割強を占め、グローバルな事業展開をする当社は、きわめて早い技術革新が求められる環境に置かれています。その中で、イノベーションを創出し、成長を続けるためには、多様な人材が活躍する企業であることが不可欠です。性別や国籍、年齢や経歴、障がいのあるないに関わらず、誰もが働きやすい職場、高いモチベーションを持って働くことができる職場を創出することで、人材の多様性を競争力につなげていく環境づくりを進めています。

体制と取り組み

当社では、新たな価値を創出し成長し続けることにより、グローバルに事業を展開し、社会における変化や多様化するニーズに応えていくことが重要です。そのためには、性別・障がい・国籍などの属性だけでなく、働き方やライフステージの相違などの多様性が存在する状況において、一人ひとりが能力を発揮し、高いモチベーションを維持しながらチャレンジできる環境が不可欠です。「誰もが働きやすく、高いモチベーションをもって働くことができる職場」をすべての従業員に提供すべく、D&I を尊重し、推進しています。

2019 年7 月にはグローバルD&I カウンシルを発足し、同年12 月に開催した国内外のメンバーが参加する会議においては、TEL グループ全体のD&I のビジョンやスローガンを策定しました。TEL グループのD&I は、性別のみならず、より包括的な取り組みであることをこの会議でも取り上げ、再認識しました。

また、多様な従業員が互いをより良く理解し活躍できる職場を実現するために、ハラスメント防止教育や啓発活動をグローバルに展開しています。2020 年1 月には、赤坂本社でゲストトークやパネルディスカッションを含む「D&Iトーク」イベントを開催し、多くの従業員が参加しました。このイベントの様子は国内外の各拠点に配信し、TEL グループ全従業員へのD&I に関する意識浸透を図ることができました。

さらに、Employee Resource Group(ERG)を発足し、D&I 推進に関心をもつ従業員がコミュニティへの貢献や企業文化の改革に向け、自発的に企画・運営をおこなう活動に対して会社が支援する取り組みも進めています。今後は2022 年までの3 カ年計画を策定し、研修プログラムの拡充やイベントの開催など、国内外の各拠点の実情に即した取り組みを展開していくことで、TEL グループ全体においてD&I のさらなる推進を図ります。

国内各社の取り組み

女性の活躍に関する情報公表

2015年度2016年度2017年度2018年度2019年度
男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性
平均勤続年数17年2ヵ月16年0ヵ月17年4ヵ月15年5ヵ月17年4ヵ月15年7ヵ月17年5ヵ月15年8ヵ月17年5ヵ月15年11ヵ月
17年0ヵ月17年1ヵ月17年1ヵ月17年2ヵ月17年2ヵ月
年次有給休暇消化率(%)62.664.164.367.272.6

*国内グループ会社

ダイバーシティの活動

Employee Resource Group 「DRIVE」

DRIVEは「誰もが活躍できる会社を目指し、高い付加価値と利益を生み出す」というビジョンのもと集まった全国各拠点のエンジニアから構成されるワーキンググループです。「D&Iを知るきっかけを作る」、「拠点を越えてさまざまな考え方に耳を傾ける」、「誰もが活躍できる職場づくりの提案をおこなう」という活動方針のもと、メンバーで意見を出し合い、積極的な活動を行っています。

活動レポート

LEGO® SERIOUS PLAY®ワークショップの様子

これまでD&Iを学ぶ機会として、メンバーによる定期的な勉強会や、外部から講師を招き女性活躍推進やアンコンシャス・バイアス(無意識のバイアス)への気づきをテーマとした講演会を実施してきました。2020年度は、介護に関する悩みや不安を共有できるオンライン座談会や、LEGOを使いながらD&Iについて学ぶLEGO® SERIOUS PLAY®ワークショップを開催し、約50名の従業員が参加しました。これらの活動から自分と他者の考え方や立場の違い、多様性について深く考え、気づきを共有することができました。今後も、従業員同士が対話を重ね、多様な価値観に触れ学び合う機会をつくるとともに、このような取り組みを高い付加価値や利益を生み出す原動力につなげる活動を推進していきます。

障がい者の活躍

多様な人材が存分に能力を発揮できる企業を目指し、障がいをもつ社員が安心して就労できる環境の整備と雇用の促進を実施しています。当社における障がい者雇用比率は2.06%、国内グループ会社で2.01%となっています。*

* 2020年3月31日現在

Voice | 障がいをもつ従業員の活躍

中途入社後、現在、コンプライアンス部ポリシー&プログラムグループのマネジメントに従事しています。職場では、障がいの内容・程度に応じたアクセシビリティの確保(バリアフリー、自動車通勤の許可など)といった合理的配慮がなされることはもちろん、障がいがあってもそれを理由に遠慮したり、ためらったりすることなく、のびのびと自分らしさを発揮できる組織風土が醸成されています。障がいという個人的特徴をポジティブに捉えることができる環境だからこそ、自己の能力を発揮できていると強く実感しています。今後は、高い専門性を生かし、新しい課題や難易度の高い課題に果敢に取り組んでいきたいと考えています。

コンプライアンス部 ポリシー&プログラムグループ
グループリーダー
田村 匡史